「空き家」は社会問題!?放置するとさまざまな問題が!リフォームして有効活用しよう!!

昭和の時代から始まり、日本では長い間「空き家の増加」が問題となっています。

「ただ人が住んでいないだけで何が問題なの?」と思う方もいるかもしれません。

しかし、放置していると所有者だけでなく、近隣の住民にも弊害が生じます。 今回はそんな「空き家問題」について解説します。

「空き家」になってしまう原因とは?

空き家が発生してしまう原因は、住んでいる人がなくなったり、相続する人がいなかったりとさまざまですが、その背景には少子高齢化があるでしょう。

親は住み慣れた家に住み続け、子供世代は都心部に移り住んでしまう。

そのような状況で、いざ親が亡くなってしまっても生活や仕事のため、すぐに実家に戻って住むというのは難しいものです。

その結果、空き家が生じてしまいます。

「空き家」が多い県は?

空き家が最も多い県が山梨県、次いで愛媛県、高知県、徳島県となります(出所:総務省統計局 都道府県別空き家率)。

東京のベットタウンである埼玉県ですら35万戸の空き家があり、残念ながら政府の掲げる「地方の活性化」はなかなか上手くいっていないともいえるのではないでしょうか。

<埼玉県の空き家推移>

出典:平成30年住宅・土地統計調査(総務省統計局)

「空き家」の危険性や問題点

空き家は、そのままにしておくと危険が生じたり、トラブルが生じるケースがあります。

ご自身の実家や所有する家が「空き家」もしくは「空き家予備軍」になっていないか、なにか起こる前に今一度考えてみてはいかがでしょうか。

家屋の倒壊

空き家は長年、人が住んでいないため、メンテナンスがされていないことが多く、ちょっとしたことで倒壊する恐れがあります。

また、築年数が経っていて耐震構造が不十分であるケースも多く、地震を始めとする自然災害に著しく弱くなっていることも考えられます。

自身の所有する空き家が倒壊し、万が一他人に被害を与えてしまっては大問題です。

そうならないためにも、空き家の所有者は定期的なメンテナンスをすることが必要不可欠といえます。

近隣住民とのトラブル

空き家は普段管理の目が行き届いていないため、知らぬ間に「近所迷惑な家」になっていることがあります。

例えば、他人によるゴミの不法投棄によって、いわゆる「ゴミ屋敷」になっていたり、野良猫やネズミ、近年では外来種のハクビシンなどが住み着き、フンや悪臭によって近隣住民に迷惑をかけてしまっているといったこともあります。

それらの処理にお金がかかるからといって、空き家をさらに放置を続けてしまうといった悪循環に陥らないよう早めの対策を心がけましょう。

国が認めた罰則の対象に!?

平成26年に施行された「空家等対策の推進に関する特別措置法」では、空き家の管理に問題がある場合、その所有者に対して市町村が行政指導を行うことが許可されています。

中でも重い「命令」に従わなかった場合には「50万円以下の罰金」が課せられこともあり、さらには固定資産税の優遇措置を受けることができなくなるなど、さまざまなデメリットが生じるケースもあるので注意が必要です。

まとめ

「空き家」と一口にいっても、「小さい頃の思い出があるから」「老後もう一度戻って住むために」と所有者には手放すことを躊躇する理由があることもあるでしょう。

株式会社ルクスでは、そういったお客様一人ひとりの想いを汲み取りながら、最適なかたちで「空き家問題」の解決に取り組んでいます。

相談料は完全無料です。ぜひ一度「あなたの想い」を聞かせてください。スタッフ一同心よりお待ちしております。